特集 模索する訪問看護ステーション
アンケート調査に見る訪問看護ステーションの実態と課題
川島 みどり
1
1健和会臨床看護学研究所
pp.1012-1015
発行日 1994年11月1日
Published Date 1994/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904677
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はじめに
1992年,さまざまな視線と期待をないまぜにして,老人訪問看護ステーションが発足した.全国で5,000か所という厚生省の目標には程遠いにしても,その後着実に増え続けているようである.
開設して間もない発展途上の反映なのか,前向きの活動の息吹を感じたのは,先に健和会臨床看護学研究所が行なった「在宅のMRSA陽性患者と家族のニーズの研究」—(厚生省看護総合対策事業「MRSA患者の看護」の分担研究)の途上でのアンケート調査実施に際してであった.調査用紙の回答までの期間の短さがあったにもかかわらず,反応の早さと回収率の高さに,それは現れていた.
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