奈良県奈良市

市立奈良病院（以下，当院）は約1300年前に日本の都があった奈良市に位置しています。周辺には大仏で有名な東大寺があり，ICUの窓からは興福寺の五重の塔や若草山を望むことができます。明治末期に奈良陸軍病院として開設された歴史ある当院は，30の診療科とともに，二次救急をはじめとした総合診療科のある地域医療研修病院として重要な機能をもっています。また，麻酔科が中心に管理するsemi-closed ICUの体制をとっていて，手術症例は消化器外科や整形外科などを中心に多岐にわたります。常勤麻酔科医は院長を筆頭に7名，ICU部門には2名と安定した安全な診療体制をモットーに毎日診療しております。