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緊急レポート
平成25年台風26号による伊豆大島の台風被害における1年7ヶ月後の継続調査報告
An ongoing survey on the situation a year and seven month after the Typhoon No.26 disaster on Izu-Oshima in 2013
岡﨑 敦子
1
,
西上 あゆみ
2
,
夏目 恵美子
3
Atsuko Okazaki
1
,
Ayumi Nishigami
2
,
Emiko Natsume
3
1久留米大学病院
2梅花女子大学
3愛知医科大学病院
キーワード:
水害
,
継続調査
,
flood disaster
,
ongoing survey
Keyword:
水害
,
継続調査
,
flood disaster
,
ongoing survey
pp.47-50
発行日 2016年12月31日
Published Date 2016/12/31
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7008200465
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Ⅰ.はじめに
平成25年10月に東京都大島町で台風26号、27号が短期間で通過し土砂災害が発生した。この災害では死者36名、負傷者22名、行方不明者3名、建物被害385件、停電、断水、山道崩壊など甚大な被害が発生した。被災された方々は一時的に島外避難も行われ、自衛隊や東京DMAT、日本赤十字社、各種ボランティア団体など多数の外部支援が入り、地元の住民と協力して行方不明者の捜索活動や町の復旧活動が行われた。日本災害看護学会ネットワーク活動委員会調査・調整部では、土砂被害から約5ヶ月経過した平成26年3月に大島町を訪問し、被災地の看護職や住民のケアニーズや保健活動について実態調査を行った。調査の結果から、日頃から培われた保健医療職の活動があったことが明らかになった。今回、その後の復旧・復興状況について、継続した保健師活動と住民のケアニーズの把握を目的に「継続調査」を実施する必要性を感じ、調査することとなった。
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