研修報告
—一般社団法人 日本がん看護学会 2022年度がん看護専門看護師海外研修助成事業—第6回がん看護専門看護師海外研修報告書
松山 直美
1
,
熱方 智和子
2
,
遠藤 貴美子
3
,
風間 郁子
4
,
喜多下 真里
5
,
小池 賀津江
6
,
嶋田 やよい
7
,
中村 千里
2
,
波多江 優
8
,
早川 満利子
9
,
本間 織重
10,11
,
牧野 佐知子
12
,
松本 仁美
13
,
入江 佳子
4,14
,
梅田 恵
14,15
1京都大学医学部附属病院
2聖マリアンナ医科大学病院
3国立がん研究センター中央病院
4筑波大学附属病院
5滋賀県立大学
6富士吉田市立病院
7市立甲府病院
8神奈川県厚生連相模原協同病院
9東京医科歯科大学病院
10昭和大学病院
11昭和大学保健医療学部看護学科
12国立病院機構豊橋医療センター
13兵庫県立はりま姫路総合医療センター
14日本がん看護学会 教育研究活動委員会
15ファミリー・ホスピス株式会社
pp.141-146
発行日 2023年12月31日
Published Date 2023/12/31
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Ⅰ.はじめに
日本がん看護学会では,2015年度より公益財団法人小林がん学術振興会による「がん看護専門看護師海外研修助成事業」の助成を受け,がん看護専門看護師を対象とした海外研修を行っている.昨今の新型コロナウイルス感染症(以下,COVID-19)にともない,米国のがん専門病院に直接訪問して研鑚を積む本研修は2年間中止となっていたが,2022年度はオンライン形式で開催され,13名が参加した.UCSF Medical Center(University of California,San Francisco Medical Center)のAPRN(Advanced Practice Registered Nurse)らの講義や交流を通して,研修生それぞれが多くの貴重な学びを得ることができた.学びのなかから本稿では,CACC(Cancer Acute Care Clinic)とInfusion Centerの役割と機能,意思決定支援,サバイバーシッププログラムの取り組み,米国のNP(Nurse Practitioner)とCNS(Clinical Nurse Specialist)の役割機能と実践について報告する.
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