研修報告
—2019年度 がん看護専門看護師海外研修助成事業—第5回 がん看護専門看護師海外研修報告書
春木 ひかる
1
,
市川 智里
2
,
塩澤 綾
3
,
牧野 佐知子
4
1東京大学医学部附属病院
2国立がん研究センター東病院
3神奈川県立がんセンター
4国立病院機構豊橋医療センター
pp.36-40
発行日 2020年12月31日
Published Date 2020/12/31
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- 文献概要
Ⅰ.はじめに
日本がん看護学会では,公益財団法人小林がん学術振興会による「がん看護専門看護師海外研修助成事業」の助成を受け,2015年度より専門看護師を対象とした海外研修を行なっている.本研修は,がん医療の最新の知見および,がん看護に関する専門的な知識を深め,がん看護専門看護師としての臨床能力の質向上を図ることを目的としている.今年度は2019年10月19日から25日の日程で,Samuel Merritt Universityのコーディネートにより,Alta Bates Summit Comprehensive Cancer Center, Washington Hospital, Epic Care Emeryville を訪問できた.研修は,Samuel Merritt Universityにおける講義・ワークショップと上記医療施設の見学およびシャドーイングから構成されており,研修参加者が各自多くの貴重な学びを得た.そのなかから,本稿では,1.高度実践看護師:APRN(Advanced Practice Registered Nurse)の役割,2.がん薬物療法看護,3.ヘルスケアポリシー,4.サバイバーシップについて報告する.
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