第31回日本看護科学学会学術集会 シンポジウムⅢ
社会に向けた看護の価値の可視化
岡谷 恵子
1
,
中西 純子
2
,
松本 陽子
3
,
林 優子
4
,
田倉 智之
5
,
内布 敦子
6
1近大姫路大学
2愛媛県立医療技術大学
3NPO法人愛媛がんサポートおれんじの会
4大阪医科大学
5大阪大学大学院
6兵庫県立大学
pp.94-97
発行日 2012年6月20日
Published Date 2012/6/20
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シンポジウムⅢは学会メインテーマ「社会とともに拓く看護の新たな知への挑戦」を受け,従来より,看護の価値を可視化することの困難性や現に患者・家族の目には十分届いていないことなどが言われてきたなか,「社会に向けた看護の価値の可視化」をテーマに開催された.シンポジウムでは,患者・家族当事者,新たな看護分野を創設した看護者,医療経済学者,チーム医療のなかでの看護者の視点から,看護の価値とは何か,それはどのように可視化できるのかについて4人のシンポジストにご発言いただいた.それぞれの方の発言の内容は以下をご覧ください.
ディスカッションでは,冒頭,可視化をどう捉えているかという会場からの質問があり,4人のシンポジストからは,「すべてを含んだいろいろな意味に使う」(内布),「目的によるが,価値を共有できることが可視化」(田倉),「チームや社会の中で客観視できること」(林),「病院選びのひとつのきっかけ,よりよく生活できるための手掛かりを探すためのもの」(松本)とそれぞれの立場を反映した興味深い回答がなされた.
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