日本看護診断学会・第27回学術大会報告 【教育講演】
看護問題から患者問題へ—チーム医療を牽引する看護師による情報提供の意義—
宇都 由美子
1
Yumiko Uto
1
1鹿児島大学病院医療情報部
1Kagoshima University Hospital, Department of Medical Informatics
pp.29-41
発行日 2022年3月15日
Published Date 2022/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7004200062
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はじめに
上野栄一大会長の下に開催された日本看護診断学会第27回学術大会において,教育講演の機会を賜り,大変光栄に存じている.本稿は,教育講演の内容をまとめたもので,少しでも皆様のお役に立てることができたら,望外の喜びである.
講演の内容は,私がこれまで取り組んできた看護の情報システム化を振り返り,看護記録の効率化と短縮化を目指さなければならない現状と,電子カルテ時代の診療記録のあり方についての理解を深めていただくことを目的としている.また,電子化を契機としてデータの二次利用が可能となったが,そのためにはマスタが極めて重要になることを併せてお伝えしたい.
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