日本看護診断学会第21回学術大会報告 的確なアセスメントから生み出される正しい看護診断
【特別企画】
NANDA-I看護診断—定義と分類2015-2017—改訂内容と新たな診断
本田 育美
1
Ikumi Honda
1
1NANDA-I看護診断2015監訳ワーキンググループ/看護診断用語検討委員会
pp.26-28
発行日 2016年3月15日
Published Date 2016/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7004200020
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Ⅰ.はじめに
前回2012年の改訂から,3年が経過した.原書“Nursing Diagnoses: Definitions and Classification 2015-2017”の改訂に伴い,2015年春,日本語版も『NANDA-I看護診断—定義と分類2015-2017』として新たに発行された.
NANDA-I Nursing Diagnosesは,より臨床に適した診断を提示することを目指し,改訂のたびに大きく変わってきている.また今回の版の責任編集には,これまで携わってきたT. ヘザー・ハードマン氏に,新たに上鶴重美氏も加わり,お2人で編纂された.そのため,日本語版でも上鶴氏が訳者として翻訳を担っている.このことは,原書での変更内容や事情に精通した者が日本語版の作成にあたったことになる.本学会はこれまでと同様に,より適切な診断用語を提供できるよう監訳作業に携わった.ここでは,今版で新たに加わった看護診断ならびに改訂された診断などを中心に,変更点の概要を報告する.
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