資料
7 生物学的モニタリング—内容と定義
原田
pp.1337
発行日 1984年11月1日
Published Date 1984/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542912364
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職業に起因する健康障害には,必ず因果関係がある.一般疾病でもそうであるが,一般疾病では往々にしてあいまいであることもあり,他方,職業に起因する健康障害では,はっきりした原因と結果の関係が成立する.したがって職業内にある原因を取り除くと,それによる健康障害はなくなる.
同時に,職業に起因する健康障害の大部分には,量—影響関係,量—反応関係があると言ってよい.この量とは曝露量のことであり,有害物質や条件(「有害物質など」と略す)による曝露状態を示すものである.
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