日本看護診断学会第15回学術大会報告 アセスメント能力を高める看護診断
【シンポジウム・1】
総合病院にNNNを導入するリーダーとしての経験より
中野 由美子
1
Yumiko Nakano
1
1聖隷浜松病院
1Seirei Hamamatsu General Hospital
キーワード:
看護診断
,
NOC
,
NIC
,
NNN
,
アセスメント能力
,
臨床教育
Keyword:
看護診断
,
NOC
,
NIC
,
NNN
,
アセスメント能力
,
臨床教育
pp.68-72
発行日 2010年3月15日
Published Date 2010/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7004100316
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総合病院に看護診断を導入して3年が経過した.看護師のアセスメント能力向上,および立案したNNNの質向上のために記録監査を行っているが,確定した看護診断の妥当性やNOC,NICの一貫性の確保が現在の課題となっている.患者を正しく理解するために,また適用した看護診断にNOC,NICを選択し,NNNを完成させる段階においても,看護師のアセスメントが必要である.今回は,看護診断の適用からNOC,NICの適用までの過程で,看護師が行うアセスメントの能力向上を目指した教育活動を振り返り,私のとらえたアセスメントのピットホールとして,以下の5点を解説する.①用語理解に関すること,②NANDAの13領域を理解し情報収集すること,③NNNの選択に関すること,④臨床現場の看護師は,実践している看護をあまりにも自覚していないということ,⑤患者の症状や徴候の原因を解釈,判断,推理すること.
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