日本看護診断学会第5回学術大会報告 看護診断-介入-成果のリンケージ
【招聘講演】
2.看護診断の展望―北米看護診断協会診断審査委員会の活動
江本 愛子
2
Marjory Gordon
1
1ボストン大学
2三育学院短期大学
pp.36-43
発行日 2000年3月15日
Published Date 2000/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7004100052
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北米看護診断協会診断審査委員会は,新たに提案される診断に対する同僚審査,および診断体系のなかにすでに分類されている既存の診断の改定をするための作業プロセスを開発した.講演では,この委員会の目的とその作業プロセスについて,1つ1つの新しい看護診断がどのように提案され,どのように北米看護診断協会の診断体系のなかにリストアップされるのかを明瞭に示したい.診断概念の形成,および概念から診断カテゴリーが生成される過程を,診断審査過程と結び付けて説明したい.ナースが臨床推論をする際に用いることのできるような明快かつ正確で,文化に適合した診断カテゴリーを開発することの重要性も強調したい.
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