日本看護診断学会第4回学術大会報告 看護診断の発展をめざして
【パネルディスカッション】
事例展開―異なるアセスメント枠組みを用いて
数間 恵子
1
,
千葉 はるみ
2
,
松田 美紀子
3
,
佐賀 亮子
4
,
渡邉 和子
5
Keiko Kazuma
1
,
Harumi Chiba
2
,
Mikiko Matsuda
3
,
Ryoko Saga
4
,
Kazuko Watanabe
5
1東京医科歯科大学
2東北厚生年金病院
3慶應義塾大学病院
4筑波記念病院
5東北公済病院
1Tokyo Medical and Dental University
2Tohoku Welfare Pension Hospital
3Keio University Hospital
4Tsukuba Memorial Hospital
5Tohoku Kosai Hospital
pp.57-59
発行日 1999年3月15日
Published Date 1999/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7004100035
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司会から
数間 恵子
千葉 はるみ
看護診断は対象者のアセスメントの結論として,支援を要する対象者の状態を表現するものである.わが国ではさまざまなアセスメント枠組みが用いられており,本パネルディスカッションでは,その相違によって対象者の看護診断が異なるかどうかを検証することをねらいとした.
共通の事例として,向老期にある独居女性で在宅自己腹膜灌流が開始されてまもないころの不適応状態にある段階を提示した.代表的なアセスメント枠組みとして,ロイのモデル,オレムのモデル,ゴードンのアセスメント枠組みの3つを取り上げ,それぞれ,実践の場でそれらを用いている方々に看護診断に至る過程とNANDAによる看護診断名を公表していただいた.
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