特集 日本看護診断研究会・第2回学術集会報告
一般演題
5.看護診断の枠組みを用いた看護情報の質査定—糖尿病教育入院患者の事例分析から
安酸 史子
1
,
草刈 淳子
2
1東京女子医科大学看護短期大学
2千葉大学看護学部
pp.158-161
発行日 1993年2月28日
Published Date 1993/2/28
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681900127
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糖尿病患者に対する指導を個別に効果的に行なうためには,糖尿病教育に必要な看護情報は何かを知り,その情報を確実に収集する情報収集能力が必要とされる。看護婦は入院時に収集した看護情報をもとに初期計画を立てている。それに対し,学生は時間をかけて情報収集し情報量は増えても,必要な看護情報が押さえられていない事が多い。そのため,個別性を考慮した看護計画を立てるためには,教師や看護婦による援助が必要である。これは糖尿病教育に必要な看護情報が何かがわからず,情報収集の焦点が絞れないためではないかと考えた。
そこで,初期計画立案のためのカンファレンスでの自由な発言内容から,看護婦がアセスメントのために使用した看護情報を看護診断の枠組みを用いて査定する事を目的とした。
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