【DLN事例報告】
2(看護実践) 透析導入期に透析受容が困難で拒否言動があった患者の看護
八代 恵美
1
1総合病院土浦協同病院血液浄化センター
pp.129-132
発行日 2018年8月31日
Published Date 2018/8/31
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7003200132
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I.はじめに
透析導入期では患者はさまざまな喪失を経験するが,いずれ受容し新しい生活へと適応していかなければならない.今回,糖尿病性腎症から血液透析を導入され,同時に下肢切断をした事例を経験した.患者は血液透析を継続しなければならない現状やたび重なる喪失体験に透析を受容することができず悲観し,拒否的な言動が強かった.透析を受容するための看護として,患者の思いに寄り添い身体的・心理的ケアをしていくことの重要性と家族ケアの必要性を学んだので報告する.なお,公表にあたり個人が特定されないように配慮し,家族の同意を得た.
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