連載 専門看護師の臨床推論・3
患者の「拒否」をほどいて「つなぐ」
梅田 恵
1
,
大生 定義
2
,
井部 俊子
3
1(株)緩和ケアパートナーズ
2立教大学
3聖路加看護大学
pp.236-239
発行日 2012年3月10日
Published Date 2012/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686102377
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今回はがん看護専門看護師(以下,CNS)の事例を紹介する。壮年期の乳がんの治療過程では,社会や家族内での患者の役割が問われ,葛藤と向き合いながらさまざまな選択が迫られる。特に進行期乳がんでは否認や治療の不理解,医療者とのコミュニケーションのトラブルなどが,治療や症状マネジメントを難渋させ,患者にとって不利益な経過を辿ることが少なくない。
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