【DLN事例報告】
1(看護実践) 多発性骨髄腫により血液透析導入となった終末期の患者と家族の看護
新野 真智子
1
1公立置賜総合病院人工透析室
pp.125-128
発行日 2018年8月31日
Published Date 2018/8/31
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7003200131
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I.はじめに
血液疾患による腎障害から血液透析導入となった患者が,夫婦二人三脚で闘病し最期を迎えた.未来に希望をもち続けながら夫と寄り添って余命を過ごし,最期は家族も死を自然な形で受け入れた看取りとなった.病気とともに生きる患者とその家族の思いに真摯に向き合い,「尊厳を保ち,最期までその人らしく」を支援できた終末期看護だった.同時に,患者の意思決定支援や多職種連携についての課題もみえた.その過程を振り返り,報告する.
なお,公表にあたっては個人が特定されないよう配慮した.また,本人の死去により本人から同意を得ることができなかったため,家族に説明し同意を得た.
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