第15回日本腎不全看護学会・学術集会記録 【その他】
第32回Annual Dialysis Conference(透析学会)参加報告
平松 美紀
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1日本腎不全看護学会国際交流員会ISPDリエゾンナース委員
pp.37-40
発行日 2013年4月15日
Published Date 2013/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7003100544
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Ⅰ.はじめに
2012年2月26~28日,米国テキサス州サンアントニオ市において,第32回透析学会(Annual Dialysis Conference; ADC)が開催された.本学会は国際腎臓学会(International Society of Nephrology; ISN),国際腹膜透析学会(International Society for Peritoneal Dialysis; ISPD)をはじめとする11の団体が協力している.また,第18回国際血液透析シンポジウム,第23回小児透析学会が合同しており,腹膜透析,血液透析,小児の透析と,透析全般を網羅している.
本学会は,毎年2月または3月に,米国の各都市で開催される.サンアントニオ市はテキサス州南部に位置し,スペインの古い街並みをコンセプトに開発された,市内を流れる「リバーウォーク」や,米国の歴史的場所でテキサスの独立に縁のある「アラモ砦」で知られる,全米屈指の観光都市である.会場となったHenry B. Gonzalesコンベンションセンターは,そのリバーウォーク沿いにあり,3つの大ホールと67の小会議室を擁する大会議場である.広々とした廊下には,テキサスに縁のある有名な歴史的人物たちの彫刻が並び,美術館のような雰囲気であった(図 1~3).
学会は3日間にわたって開催され,その間にISPDのリエゾンナース委員会の定例会議に参加した.本稿では,学会の概要と発表状況,リエゾンナース委員会での検討事項について述べる.
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