特集 透析療法における各種モニタリングのFront line
4.透析量モニタ(1)DDM(Dialysis Dose Monitor)
森實 篤司
1
1HOSPYグループ腎透析事業部臨床工学部・臨床工学技士
キーワード:
透析効率
,
透析液排液
,
血流不良
,
バスキュラーアクセス
Keyword:
透析効率
,
透析液排液
,
血流不良
,
バスキュラーアクセス
pp.477-482
発行日 2022年5月10日
Published Date 2022/5/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000002129
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慢性腎不全患者に対する治療方法として,血液透析が主流であるが,血液透析は,血液中に含まれる尿毒症物質を透析液側に除去する治療法である.しかし,透析治療効率を確認するための採血検査は,患者への負担や治療コストも増大するため頻回に行うことは不可能である.近年,LEDなどの技術進歩により,透析排液に紫外光を照射することで,透析排液中の溶質濃度を連続で評価できる透析量モニタが市販され,排液溶質濃度をリアルタイムに測定することで,透析効率の解析が可能となった.連続測定できる点もモニタとして有効であり,透析治療における再循環や脱血不良などのVAの評価をリアルタイムに把握できると考える.
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