第13回日本腎不全看護学会・学術集会記録 【その他】
第13回国際腹膜透析学会参加報告
平松 美紀
1
1日本腎不全看護学会国際交流委員会
pp.34-37
発行日 2011年4月15日
Published Date 2011/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7003100441
- 有料閲覧
- 文献概要
Ⅰ.はじめに
2010年7月23~26日,メキシコのメキシコシティーCentro Banamexにおいて第13回国際腹膜透析学会が開催された.メキシコは,香港と同様に腹膜透析(以下,PD)を中心に透析治療を普及させており,末期腎不全患者のうち7割以上がPDを行っている.
今回の学会のテーマは,“Advancing the science of PD care”(PDケア科学の進歩)である.PD分野は,腹膜機能,組織学,細胞生理学などの基礎医学が臨床医学と同様に研究され,新しい知見を得ている.また,透析療法の選択や,患者・ヘルスケアチームの教育プログラムにも焦点が当てられている.今回のテーマには,これらのすべてのかかわりのなかでPDは進化しているという意味が込められている.
Copyright © 2011, JAPAN ACADEMY OF NEPHROLOGY NURSING. All rights reserved.