【実践報告】
3.社会保障制度を指導に取り入れたシステムづくり
大桃 美穂
1
1町田市民病院
pp.95-98
発行日 2005年11月15日
Published Date 2005/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7003100241
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Ⅰ.はじめに
当院では,保存期腎不全患者の血清クレアチニン値(以下,Crと略す)が2.0以上になると,生活指導を開始している.腎不全患者は,早期に病気や治療について教育や指導を受けることにより,疾病の自己管理力を習得できるようになる.また,透析導入への不安の軽減ともなる.
この度,患者が治療費の支払いができなくなり,治療の継続が困難となった事例が発生した.この事例に対して,社会保障制度の活用により身体障害者手帳3級の取得に至り,治療が継続できたという経験をした.
そこで,透析導入前の患者への指導内容に,社会保障制度紹介を組み込むことにしたので,この経過を報告する.
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