実態をさぐる
社会保障制度のしくみ(4)
pp.66-67
発行日 1968年8月10日
Published Date 1968/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662204253
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国保の適用状況
国保の保険者の数は,市町村合併などにともなって年毎に減少している。昭和37年度には全国で保険者の数は3,618であったものが昭和40年度には3,541となり,41年度にはさらに減少して3,495となっている。もちろんこの中には特別国保もふくまれているが,この分はあまり減っていない。すなわち昭和37年度161が40年に156,41年も同様156施設である。このことからも,市町村国保の減少傾向がいちじるしいことがわかる。
しかし,保険加入世帯主数は逐次増加し,それとは逆に被保険者数そのものは減少している。昭和37年に4,578万人であったものが昭和40年4,324万人,41年4,288万人と,およそ300万人が減少した。これから判かることはいうまでもなく,老人,母子などの小人数世帯が増えているためである。
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