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資料
糖尿病患者へのエンボディメントケアにおける『あいまいな体験に輪郭を与えるケア』実践プロトコールの活用
Utilization of Practical Care Protocol of “Describing Ambiguous Experience” in Embodiment Care for Diabetic Patients
米田 昭子
1
,
野並 葉子
2
,
馬場 敦子
3
,
曽根 晶子
4
,
河田 照絵
5
,
藤原 由子
2
Akiko Yoneda
1
,
Youko Nonami
2
,
Atsuko Baba
3
,
Masako Sone
4
,
Terue Kawada
5
,
Yoshiko Fujiwara
2
1山梨県立大学看護学部
2神戸女子大学看護学部
3三菱重工業株式会社三菱神戸病院
4船橋市立医療センター
5日本赤十字看護大学
1Faculty of Nursing, Yamanashi Prefectural University
2Faculty of Nursing, Kobe Women's University
3Mitsubishi Kobe Hospital
4Funabashi Municipal Medical Center
5Japanase Red Cross College of Nursing
キーワード:
糖尿病患者
,
エンボディメントケア
,
プロトコール
,
P. ベナーのケアリング理論
,
身体
Keyword:
糖尿病患者
,
エンボディメントケア
,
プロトコール
,
P. ベナーのケアリング理論
,
身体
pp.33-40
発行日 2022年3月31日
Published Date 2022/3/31
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
「糖尿病患者へのエンボディメントケア」の第1番目のケアとなる『あいまいな体験に輪郭を与えるケア』の実践プロトコールを紹介し,有用性,臨床応用について1事例の実践を用いて検討することを目的とした.日常生活であいまいになっている身体の体験を患者の意識にあげ,患者自身が置かれている状況を解釈し,そのことによって現在の状況に身を置けることを期待したケアで,【身体の感覚に働きかけるケア】【見ていなかった足を見るケア】【全身をくまなく見るケア】【生活の体験を聴くケア】の4つで患者の中に在った患者自身にも意識されていなかった身体の体験が意識にあがり,しばらく運動をしていなかった身体や,家族を優先し野菜を摂取できない生活が表現され,自身の行動を肯定できない解釈がもたらされた.患者の身 体と生活のつながりが見えるようになる本ケアは,糖尿病看護において有用であること,従来のケアプログラムでは,負担感を抱くと予想される患者,ある程度の高血糖状態の時期を有する患者への臨床適用が示唆された.
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