Japanese
English
米国でのProblem-Based Learning形式による外科研修
Problem-Based Conference(12)—Controversyとプロトコール:乳癌の治療(その2)
Surgical training based on the problem-based learning system in the United States: Problem-based conference (12) Controversy and protocol Management of breast cancer (part 2)
町 淳二
1
,
児島 邦明
2
Junji Machi
1
,
Kuniaki Kojima
2
1ハワイ大学医学部外科
2順天堂大学医学部第2外科
1Department of Surgery, University of Hawaii
キーワード:
problem-based conference
,
controversy
,
プロトコール
,
clinical trial
,
乳癌
Keyword:
problem-based conference
,
controversy
,
プロトコール
,
clinical trial
,
乳癌
pp.1429-1442
発行日 2002年10月20日
Published Date 2002/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407905004
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1 はじめに
T(指導医):前回のproblem-based conferenceでは,乳腺腫瘤と乳癌のマネージメント上のスタンダードと対比しながら,controversyということを学んできました.乳癌の外科的治療まで話が進みましたので,今回はsystemic therapyからディスカッションを開始します.学生さんには多少詳しすぎる内容になりますが,思ったことや確かでないことでもよいので,できるだけ発言してみて下さい.それでは,前回のシナリオの患者さんについて,一言でまとめて下さい.
S(医学生):前回の患者さんは,60歳の女性で,右乳房に腫瘤を触れ,マンモグラフィではそれ以外に異常はありませんでした.Core needlebiopsyによって浸潤性乳癌(invasive ductal carcinoma)の診断がつき,手術前の転移の検索では異常はありませんでした.
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