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資料
「検体測定室」利用者の意識調査—利用者の行動変容に着目して
Attitude survey on user of “specimen measurement office”: Focus on behavioral changes such as improvement of lifestyle, medical examination, participation of health guidance, use a specimen measurement office
永澤 成人
1
Naruhito Nagasawa
1
1東京慈恵会医科大学医学部看護学科
1The Jikei University, School of Nursing
キーワード:
検体測定室
,
糖尿病予防
,
意識調査
,
行動変容
Keyword:
検体測定室
,
糖尿病予防
,
意識調査
,
行動変容
pp.27-34
発行日 2020年3月31日
Published Date 2020/3/31
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- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
厚生労働省の定める「検体測定室」は,健診受診率が低値である現状に対して期待の高さが窺えるが,生活習慣の改善や今後の検体測定室利用等の行動変容は利用者の判断に任せられており,糖尿病の予防につながるのかどうか明らかではない.本研究は,今後の検体測定室の活用方法への示唆を得ることを目指し,検体測定室の利用者の意識を明らかにすることを目的とした.
A企業の検体測定室利用者を対象に,生活習慣改善に関する行動変容ステージ等の質問紙調査を行い,97名の回答を得た.質問紙の単純集計および各項目の関連を分析した結果,検査前後の行動変容ステージの変化等において有意な関連が認められた.統計分析にはJMPⓇver11を用い,有意水準はすべて5%とした.
検体測定室の利用前後で,生活習慣を「改善するつもりはない」と回答した者が減少した.検体測定室を利用することでその後の行動変容の促しやそれに伴う行動の評価として検体測定室を活用できるのではないかと考える.
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