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資料
2型糖尿病患者の食事療法継続の阻害因子と看護援助に関する国内文献の知見の統合
The obstacle factors related continuation of diet therapy and nursing care among adult patients with type 2 diabetes : Integration of knowledge about domestic literature
西尾 育子
1
Ikuko Nishio
1
1鳥取大学医学部保健学科成人・老人看護学講座
1Department of Adult and Elderly Nursing, School of Health Science, Faculty of Medicine, Tottori University
キーワード:
2型糖尿病
,
食事療法
,
自己管理
,
阻害因子
,
文献研究
Keyword:
2型糖尿病
,
食事療法
,
自己管理
,
阻害因子
,
文献研究
pp.49-56
発行日 2016年3月30日
Published Date 2016/3/30
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【目的】は,2型糖尿病患者の食事療法継続の阻害因子に着目し,阻害因子を分析すると共に阻害因子に有用な看護援助を検討するために国内文献の知見を統合することである.
【方法】国内文献36件を対象文献とし,Berelson. Bの内容分析を参考に食事療法の継続を阻害する因子と看護援助に関するデータを抽出し,類似化を進めカテゴリ化を行った.さらに因子間の関連性を踏まえて図式化を行った.
【結果】食事療法継続の阻害因子は,[患者の基本的要因][患者を取り巻く要因][それらが反映し合っている要因][患者の心理を脅かす要因]の4つの特徴に分類された.阻害因子への看護援助は【身体状態を維持・促進する支援】【感情を受け止め自己効力感を高める支援】などの5つのカテゴリに分類された.【考察】食事療法継続の阻害要因において心理的要因が最も強く,それらにアプローチするための援助として心理面が重要視されることが明らかになった.
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