Japanese
English
研究報告
病棟看護師の2型糖尿病患者への生活思考的支援と支援に関する認識及び学習体験との関係—食事療法に焦点を当てて
Relations with the life-oriented support to patients with type2 diabetes mellitus of word nurse and recognition about support, the learning experience-Focusing on a diet therapy.
石川 恵
1
Megumi Ishikawa
1
1前橋赤十字病院看護部
1Maebashi Red Cross Hospital
キーワード:
2型糖尿病
,
看護師
,
食事療法
,
療養支援
,
生活
Keyword:
2型糖尿病
,
看護師
,
食事療法
,
療養支援
,
生活
pp.107-118
発行日 2017年3月15日
Published Date 2017/3/15
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
- サイト内被引用 Cited by
目的は病棟看護師の2型糖尿病患者への食事療法を中心とした生活志向的支援と支援に関する認識や学習体験との関係を明らかにすることである.糖尿病教育入院をしている病棟の看護師251名を対象に自記式質問紙調査をし統計学的に分析を行った.
その結果,糖尿病看護実践に自信がないと思うほど生活志向的支援をしていた(τ=0.202〜0.341).また,糖尿病看護に満足感を感じているほど,生活志向的支援をしていた(τ=0.20.0〜0.316).更に事例検討,患者がする食事療法を自らも体験したことのある看護師は,生活志向的支援の中でも「生活満足を保つ支援」を実施している者が多かった(p=0.0001〜0.048).以上のことから,患者の考え方や態度の変化を看護師が支援の効果として認識できるような他看護師によるサポートや,患者を“糖尿病をもちながら生活している人”と捉え,患者個々に異なる「生活」を事例や体験を通して理解することの必要性が示唆された.
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