第17回日本糖尿病教育・看護学会学術集会報告 ●シンポジウム2
看護実践モデルから糖尿病看護の専門性を考える
看護師育成の視点から考える専門性の高い実践能力
瀬戸 奈津子
1
Natsuko Seto
1
1大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻
1Division of Health Sciences, Osaka University Graduate School of Medicine
pp.66-67
発行日 2013年3月15日
Published Date 2013/3/15
- 有料閲覧
- 文献概要
- 参考文献
はじめに
糖尿病患者数の増加に比べ,依然として糖尿病看護スペシャリストの数が少ないため,糖尿病看護ジェネラリスト教育に力を注ぎ,糖尿病看護の質を高める必要がある.よって,実践に基づいたデータから糖尿病看護実践能力育成プログラムを開発し臨床現場に活用できる形で普及することができれば有益なのではないかと考えた.
このような動機と背景から,筆者は目下,公益社団法人日本看護協会認定の糖尿病看護認定看護師の皆様のお力をお借りしながら,糖尿病看護における実践能力育成プログラムを効果的かつ効率的に運用するために,その提供システムを開発し,全国への普及を目指して研究に取り組んでいる.
本シンポジウムでは,筆者が取り組んできた一連の研究から現段階で明らかになっている成果について,私見を交えてご紹介させていただいた.
Copyright © 2013, Japan Academy of Diabetes Education and Nursing. All rights reserved.