Japanese
English
研究報告
糖尿病看護経験の豊富な看護師が認識する初期2型糖尿病患者の特徴と教育の実際
A study on the characteristics of the newly diagnosed type 2 diabetes patients and the patient education perceived by expert diabetes-nurses
山本 裕子
1
,
松尾 ミヨ子
2
,
池田 由紀
3
Yuko Yamamoto
1
,
Miyoko Matsuo
2
,
Yuki Ikeda
3
1摂南大学
2聖マリア学院大学
3名古屋市立大学
1Setsunan University
2St. Mary's College
3Nagoya City University
キーワード:
初期2型糖尿病患者
,
看護師
,
特徴
,
教育
Keyword:
初期2型糖尿病患者
,
看護師
,
特徴
,
教育
pp.5-12
発行日 2013年3月15日
Published Date 2013/3/15
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糖尿病看護経験の豊富な看護師が認識する初期2型糖尿病患者の特徴と教育の実際を明らにすることを目的に,看護師17名を対象に半構成的面接を実施した.データを類似した内容ごとに整理してカテゴリー化した結果,患者の特徴として【糖尿病の受容段階にある】【糖尿病の実感がない】【糖尿病を軽視している】【糖尿病と診断されたことを重症に捉える】【糖尿病の治癒を望んでいる】【糖尿病の知識が不十分である】【積極的に自己管理に取り組もうとする】【適切な自己管理が困難である】【自己管理行動の取り組みに性差がある】【自己管理の継続が困難である】【自己管理の効果が実感されやすい】,教育の実際について【患者が通院しやすいように治療環境を整える】【患者と一緒に考え,一緒に頑張る】【長い目で見て改善をめざす】【糖尿病の受容段階や自己管理への準備状態をアセスメントし,アプローチ方法を選択する】【患者の気持ちを汲んで心理的援助をする】【正しい知識を提供する】【患者に合わせた自己管理指導を行う】【患者が身体や生活を客観化できるように促す】【患者の努力を支持する】【家族の支援を得る】【指導した結果を評価する】のそれぞれ11カテゴリーが見出せた.この結果に基づく2型糖尿病患者への初期教育の整備が課題である.
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