Japanese
English
【研究報告】
2型糖尿病患者への家族介入に対する看護師の認識
Nursing Perspectives on Family Intervention for Type 2 Diabetes
横堀 智美
1
,
岡野 英里
2
,
角 真代
3
,
樋口 麻衣子
4
,
柳澤 絵美
4
,
多崎 恵子
5
,
稲垣 美智子
5
Tomomi Yokobori
1
,
Eiri Okano
2
,
Masayo Kado
3
,
Maiko Higuchi
4
,
Emi Yanagisawa
4
,
Keiko Tasaki
5
,
Michiko Inagaki
5
1金沢大学附属病院
2市立四日市病院
3大阪市立大学医学部附属病院
4長野赤十字病院
5金沢大学医薬保健研究域保健学系
1Kanazawa University Hospital
2Yokkaichi Municipal Hospital
3Osaka City University Hospital
4Nagano Red Cross Hospital
5Institute of Medical, Pharmaceutical and Health Sciences, Faculty of Health Sciences, Kanazawa University
キーワード:
2型糖尿病
,
家族看護
,
看護師
,
認識
Keyword:
2型糖尿病
,
家族看護
,
看護師
,
認識
pp.128-135
発行日 2008年9月15日
Published Date 2008/9/15
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
- サイト内被引用 Cited by
2型糖尿病患者への家族介入をどのように看護師が認識しているのかを明らかにすることを目的に,17名の参加者を得て,質的因子探索研究を行った.データを分析・検討した結果,以下の結論に達した.看護師の2型糖尿病患者への家族介入に対する認識は,【協力者としての家族を認知する】,【患者・家族相互関係の功罪を認知する】,【患者・家族がともに歩むきっかけをつくる】,【家族ととにかく話す機会を設ける】,【具体的な行動変化により効果を判定する】,【静かな態度の変容により効果を判定する】,【もう一歩家族介入に踏み出せない】,【業務のなかで家族介入の優先順位が上がらない】の8つであった.以上のことから,今後の看護師の取り組みの方向性として,看護師が家族介入の確かな技術力をもつこと,家族介入が実践されやすくなる看護師教育およびシステムの整備が課題であることが示唆された.
Copyright © 2008, Japan Academy of Diabetes Education and Nursing. All rights reserved.