Japanese
English
【実践報告】
看護師による糖尿病外来患者への介入
Clinical Intervention in Patients with Diabetes Mellitus by Nurses
堀井 美智
1
,
島田 美千代
1
,
末廣 正
2
,
近森 一正
3
,
宮地 幸子
1
Michi Horii
1
,
Michiyo Shimada
1
,
Tadashi Suehiro
2
,
Kazumasa Chikamori
3
,
Yukiko Miyaji
1
1高知高須病院看護部
2高知大学医学部内分泌代謝・腎臓内科
3高知高須病院糖尿病内科
1Kochi Takasu Hospital Nursing
2Department of Endocrinology, Metadolism and Nephrology, Kochi Medical School
3Department of Diabetes, Kochi Takasu Hospital
キーワード:
糖尿病外来
,
看護師
,
自己管理
,
血糖コントロール
,
看護介入
Keyword:
糖尿病外来
,
看護師
,
自己管理
,
血糖コントロール
,
看護介入
pp.36-44
発行日 2006年3月15日
Published Date 2006/3/15
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糖尿病外来を開設して半年後の当施設において,看護師が医師の診察までの待ち時間を利用して診療に介入することにより,患者の糖尿病に対する理解と自己管理,血糖コントロール状態などに成果が上がるかどうかを検討した.対象は当院糖尿病外来に通院している2型糖尿病患者で,HbA1cが6.5%以上の60名であり,介入群と通常群に分けた.介入群では,自作の「指導内容マニュアル」,「チェックリスト」に従い,受診ごとに介入した.結果は,看護師の介入は患者側からはほぼ好評であった.介入により,血糖コントロール状態に有意な結果は得られなかったが,体脂肪が減少した.また,患者の食事療法,運動療法および病気そのものに対する意識が高まった.しかし,生活環境などから自己管理が困難な状況にある症例に対して,今後どのようにアプローチしていくか検討する必要があること,また,他部門とも協力して,より効果的な介入を行う必要があると考えられた.
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