Japanese
English
第9回日本糖尿病教育・看護学会学術集会報告 ●特別講演
本当の糖尿病教育とは?
Diabetes Education: What Is it Really All About?
Jane K. Kadohiro
1
,
河口 てる子
2
,
薬師神 裕子
3
Jane K. Kadohiro
1
,
Teruko Kawaguchi
2
,
Yuko Yakushijin
3
1University of Hawaii at Manoa
2日本赤十字看護大学
3愛媛大学医学部看護学科
1University of Hawaii at Manoa
2Japanese Red Cross College of Nursing
3Faculty of Health Science, Ehime University School of Medicine
pp.44-53
発行日 2005年3月15日
Published Date 2005/3/15
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
- サイト内被引用 Cited by
Ⅰ.要約
1型糖尿病をもつ1人の患者として,私はこの50年間に及ぶ糖尿病管理の大きな変遷を見てきました.現在,患者教育は多くの健康専門職者が実践すべき教育の一部となっています.しかし,患者教育は,患者自身が自己管理の課題を解決するためにどのように日々の意思決定を行っていくかを支援することよりも,自己管理を行うためにしなければならないことをただ患者に告げているように思われるのです.
この講演ではまず最初に,私が見たり体験した最近の糖尿病治療の主な変遷についてお話しします.次に,糖尿病教育の概念についてふれたのちに,ヘルスケアチームで働く糖尿病教育者の役割について述べていきます.最後に,専門職者として,また,1人の人間として,私がこれまで学んだいくつかの教訓について,皆さんと共有したいと思います.
Copyright © 2005, Japan Academy of Diabetes Education and Nursing. All rights reserved.