第8回日本糖尿病教育・看護学会学術集会報告 ●シンポジウム
患者がもてる力を引き出すためのかかわり―認定看護師の実践から
岡崎 優子
1
Yuko Okazaki
1
1東北厚生年金病院
1Tohoku Kosei Nenkin Hospital
pp.69-72
発行日 2004年3月15日
Published Date 2004/3/15
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今回このテーマで,日ごろ実践している糖尿病看護について考える機会を得ることができた.糖尿病という病気の性質から患者教育は欠かせないものである.糖尿病教育は単にインスリン注射や血糖測定器の使用方法,食事交換表の使い方を教えることでだけではないと考えている.患者自身がそれらを自分の生活に取り入ることができなければ,意味がなくなる.患者自身の取り組みを支えていくのが糖尿看護ではないだろうか.今回のシンポジウムのテーマである「心理的アプローチ」によりかかわった2つの事例は,私が思っていた以上に患者の変化がみられたものであった.それをここに紹介したい.
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