第4回日本糖尿病教育・看護学会学術集会報告 ●シンポジウム
多様な場における糖尿病教育・看護の充実―一次,二次,三次予防の課題と可能性
布佐 真理子
1
,
鈴木 チヨ
2
Mariko Fusa
1
,
Chiyo Suzuki
2
1岩手県立大学看護学部
2岩手医科大学付属病院
1School of Nursing, Iwate Prefectural University
2Iwate Medical University Hospital
pp.126-127
発行日 2000年9月15日
Published Date 2000/9/15
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「糖尿病教育・看護の充実,そして成果」という本学術集会のメインテーマを語るには,医療機関における看護という視点にとどまることなく,あらゆる健康段階,また多様な場における看護のあり方を検討していくことが,重要な切り口であろうという話し合いがなされ,このシンポジウムが企画された.
糖尿病患者の会などで活躍されている患者,糖尿病支援外来に携わる看護婦,高校の養護教諭,市町村や事業所の保健婦からなる6名のシンポジストが,それぞれの立場での経験をもとに「糖尿病教育・看護の充実」に向けた現状や課題を提示してくださった.参加者の多くは臨床の看護婦や看護教員であり,普段聞く機会が少ない内容であったことから,興味深く話しを伺うことができた.また,それぞれのシンポジストのユニークな発表に,思わず吹き出したり,感心したりといった光景が見られ,会場からの質問や意見を交えながら,シンポジスト間での討議も活発に行うことができた.
このたびのシンポジウムから浮かび上がってくる一次,二次,三次予防の課題と可能性についてまとめることとする.
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