【会長講演】
私の糖尿病看護研究の歩み―患者の自己意識との遭遇
野口 美和子
1
Miwako Noguchi
1
1千葉大学看護学部
1School of Nursing, Chiba University
pp.17-28
発行日 1997年3月15日
Published Date 1997/3/15
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本日,皆さんとご一緒に「日本糖尿病教育・看護学会」を発足させることができましたことは,たいへん夢のようでございます.ここ10年間,日本看護学会の学術集会におきましても,日本看護協会が主催しております日本看護学会の分科会におきましても,糖尿病教育看護の研究は常に最も多いテーマの1つです.また,今,糖尿病600万人時代といわれるような時代となっておりまして,やはり時代の要請がこの学会を成立させたのだと思っております.
本日,第1回大会で講演させていただくことをたいへん光栄に思いますが,私はここ数年,糖尿病看護の研究の第一線からは退いております.したがいまして,何か新しい知見を皆さんにお話しすることができません.そこで,これまでの私の糖尿病看護研究の歩みを主としてお話しさせていただきたいと思っております.
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