Japanese
English
短報
看護基礎教育における倫理教育の実態調査
The present status of nursing ethics education in Japanese nursing colleges and schools: a survey
山本 真弓
1
,
鷲尾 昌一
2
,
入部 久子
2
Mayumi YAMAMOTO
1
,
Masakazu WASHIO
2
,
Hisako IRIBE
2
1日本大学大学院総合科学研究科
2聖マリア学院大学
1Advanced Research Institute for the Sciences and Humanities, Nihon University
2St. Mary's College
キーワード:
看護基礎教育
,
看護倫理教育
,
基礎看護学実習
,
basic nursing education
,
nursing ethics education
,
the basic nursing practicum
Keyword:
看護基礎教育
,
看護倫理教育
,
基礎看護学実習
,
basic nursing education
,
nursing ethics education
,
the basic nursing practicum
pp.77-85
発行日 2015年3月20日
Published Date 2015/3/20
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
- サイト内被引用 Cited by
本研究の目的は、看護基礎教育における基礎看護学実習前後の看護倫理教育の実態を明らかにすることである。2007年5月〜7月看護基礎教育機関685施設の教育担当者に45項目の倫理教育実態調査を行った。結果、有効回答は85施設、回答率12%(内訳:看護学校56、短大3、大学26)。基礎看護学実習の開講時期は1・2年次が多く、実習前の倫理教育の報告は72施設(84.7%)に比べ、実習後の倫理教育48施設(56.4%)と少ない結果であり、実習後の臨床経験に基づく教育の機会が不足していた。また看護倫理教育は科目として構築されておらず、構築する必要あり53(62%)、必要ない13(15%)、どちらでもない16(19%)、無回答3(4%)であり、大学の教育担当者と看護専門学校の教育担当者間の科目構築の必要性に関する認識にはp値0.07と有意な差はないが、差の傾向が見られた。回答者の年齢は51±8.6、臨床経験年数13±7.4である。
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