Japanese
English
レター
happyな実習を目指して:「協働」による取り組み
Aspiring to ‘happy’ nursing practice: a collaborative approach
河野 梢子
1
,
山下 早苗
2
Shoko KAWANO
1
,
Sanae YAMASHITA
2
1大分県立看護科学大学
2鹿児島大学医学部保健学科
1Oita University of Nursing and Health Sciences
2School of Health Sciences, Faculty of Medicine, Kagoshima University
キーワード:
臨地実習
,
協働
,
看護教育
,
nursing practice
,
collaboration
,
nursing education
Keyword:
臨地実習
,
協働
,
看護教育
,
nursing practice
,
collaboration
,
nursing education
pp.86-88
発行日 2015年3月20日
Published Date 2015/3/20
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
- サイト内被引用 Cited by
1 .はじめに
看護基礎教育において臨地実習は大変重要な位置を占めている。学生は実習を通して、看護職になる意志を強くしたり、挫折したり、また、自分の進みたい領域を決めたり、学生にとっての学びは様々である。学生が学びを得る対象も、患者や看護教員、臨床指導者、受け持ち看護師、とこれも実に様々である。それぞれの実習において実習目標は明確に設定されているが、そのプロセスにも各自のゴールにも唯一絶対の正解は存在しない。実習は実に複雑な授業である。正解のなさや複雑さに困難に感じることも多い。この複雑さや困難を乗り越えるために何かできることはないだろうか。
日本看護倫理学会第7回年次大会で、交流集会「臨地実習は辛い? 楽しい?—みんながhappyになる実習は存在するのか—」を企画し、看護倫理の中心的な考え方である「協働」による問題解決の取り組みを紹介した。協働には尊敬と信頼が必要であり、協働とはGive and Takeの関係ではなく尊敬と信頼をベースにした同僚関係である、とAnne Davisは述べている1。本稿では本交流集会を振り返り論考する。
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