Japanese
English
短報
混合病棟で小児に関わる看護師のプレパレーションに対する認識と実践の状況
Nurses' recognition and practice about psychological preparation for children in child health nursing in the combined child and adult ward
宮内 環
1
,
寺井 孝弘
2
,
本庄 美香
1
Tamaki MIYAUCHI
1
,
Takahiro TERAI
2
,
Mika HONJOU
1
1関西国際大学保健医療学部
2金沢医科大学看護学部
1Faculty of Health Sciences, Kansai University of International Studies
2Faculty of Nursing, Kanazawa Medical University
キーワード:
子ども
,
プレパレーション
,
看護師
,
混合病棟
,
child
,
psychological preparation
,
nurse
,
child and adult ward
Keyword:
子ども
,
プレパレーション
,
看護師
,
混合病棟
,
child
,
psychological preparation
,
nurse
,
child and adult ward
pp.11-16
発行日 2015年3月20日
Published Date 2015/3/20
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
本研究の目的は、混合病棟で小児に関わる看護師のプレパレーションの認識と実施状況を調査することである。小児科を標榜し、500床以上の総合病院に勤務する看護師500名のうち混合病棟に勤務する69名を分析対象とした。質問紙調査の内容は、看護師の属性、プレパレーションに対する認識(意味・効果・必要性)と実施状況である。分析はX2検定、Fisherの直接法を行い、有意水準は5%とした。調査の結果、プレパレーションの認識が9割であるのに対し、実施状況は6割弱に過ぎなかった。また、実施するためには時間の確保が必要であり、物品(ツール)の充実や、子どもの成長発達と実施方法に関する知識の有無も影響していた。小児から高齢者までの入院患者を対象とする混合病棟でプレパレーションを実践するためには、子どもの成長発達を配慮した病棟環境の工夫と同時に、子どもの認知発達や実施方法に関する知識や技術を獲得することが必要である。
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