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English
短報
終末期がん患者の自律した日常生活行動を援助する上で生じる看護師の倫理的問題を解決する影響要因に関する研究
A study on the factors affecting solving ethical problems of nurses that arise when assisting in autonomous activities of daily living/life of cancer patients in the end-of-life period
田中 真弓
1
,
岡光 京子
2
Mayum TANAKA
1
,
Kyoko OKAMITSU
2
1県立広島病院
2県立広島大学
1Hiroshima Prefectural Hospital
2Prefectural Hiroshima University
キーワード:
終末期がん患者
,
自律した日常生活行動
,
倫理的問題
,
cancer patients for the end-of-life period
,
autonomous activities of daily living/life
,
ethical problems
Keyword:
終末期がん患者
,
自律した日常生活行動
,
倫理的問題
,
cancer patients for the end-of-life period
,
autonomous activities of daily living/life
,
ethical problems
pp.58-62
発行日 2013年3月15日
Published Date 2013/3/15
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
研究目的は、終末期がん患者の自律した日常生活行動を援助する上で生じた看護師の倫理的問題を解決する影響要因を明らかにし、倫理的判断のプロセスを検討することである。対象者は、看護師9名で、データ収集は半構成的質問紙を用いて面接を行い、質的帰納的に分析した。倫理的問題を解決する影響要因として、7つのカテゴリーが抽出された。看護師は倫理的問題を認識し、解決するまで【看護をする上で大切にしていること】である信念、価値観を基盤に思考していた。次に、看護師は【身体的状態のリスク】【臨床経験に裏付けられた結果の予測】をアセスメントし、その中で【患者を取り巻く療養環境】【看護師のおかれている状況】【医療チームの判断】が影響していた。そして、【看護師としての責任】から判断し、倫理的問題を解決していた。
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