Japanese
English
短報
ハイリスク妊産褥婦のケアに関わる助産師の割り切れない思いの特徴
Characterization of morally uneasy feelings that midwives experienced with high-risk pregnant and parturient women
川越 真衣
1
,
坂野 美希子
1
,
松尾 澄佳
1
,
鮫島 雅子
1
Mai KAWAGOE
1
,
Mikiko SAKANO
1
,
Sumika MATSUO
1
,
Masako SAMESHIMA
1
1鹿児島市立病院
1Kagoshima City Hospital
キーワード:
倫理的問題
,
ハイリスク妊産褥婦
,
助産師
,
割り切れない思い
,
周産期母子医療センター
,
ethical problems
,
high-risk pregnant and parturient women
,
morally uneasy feelings
,
midwives
,
perinatal medical center
Keyword:
倫理的問題
,
ハイリスク妊産褥婦
,
助産師
,
割り切れない思い
,
周産期母子医療センター
,
ethical problems
,
high-risk pregnant and parturient women
,
morally uneasy feelings
,
midwives
,
perinatal medical center
pp.68-74
発行日 2014年3月20日
Published Date 2014/3/20
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
ハイリスク妊産褥婦のケアに関わる助産師の割り切れない思いの明確化を目的に、総合周産期母子医療センターに属する産科病棟での「倫理カンファレンス」20回分の「事例の概要」を質的に分析した。助産師の割り切れない思いは、事例数の多い順に、「ハイリスク妊産褥婦と胎児双方のアドボカシー」「医療資源の適正な分配」「ハイリスク妊産褥婦の人権」「助産師とハイリスク妊産褥婦との距離感」「医療者間の方針の違い」「医師・ハイリスク妊産褥婦間のコミュニケーション不足」「ハイリスク妊産褥婦と家族の選択への支援」「ハイリスク妊産褥婦間の療養環境の安楽・安全」という8つのカテゴリーに分類された。本報ではその中から、事例数の多かった2つのカテゴリー、ハイリスク妊産褥婦の治療などに由来する「ハイリスク妊産褥婦と胎児双方のアドボカシー」と、ミクロレベルだけではなくメゾレベルな問題も抱えている「医療資源の適正な分配」に焦点をおき、これまでにあげられている周産期の倫理的問題とは異なった、ハイリスク妊産褥婦のケアにおける助産師の割り切れない思いの特徴を述べた。
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