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日本看護倫理学会第3回年次大会 シンポジウム
ケアの質を高める倫理的実践を目指して/基礎教育の立場から/病棟ナースの立場から―困難にであった時、立ち止り、話し合っていますか?/「グッドプラクティスの中にある『良い』という感覚と臨床判断を繋ぐ実践」/看護管理者の立場から「看護が提供できる環境つくりと看護を担う人材育成」
Ethical practice for quality care
濱口 恵子
1
,
長尾 式子
2
,
大串 祐美子
3
,
北村 愛子
4
,
青柳 明子
5
1癌研究会有明病院看護部
2神戸大学大学院保健学研究科
3医療法人東札幌病院
4りんくう総合医療センター市立泉佐野病院
5北里大学病院
pp.80-83
発行日 2011年2月10日
Published Date 2011/2/10
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- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
本シンポジウムは、メンテーマを受けて、ケアの質を高める倫理的実践について、課題や今後のあり方を具体的に考えようとするものである。
まず、長尾式子氏(神戸大学大学院保険学研究科)は、看護技術には実施者の倫理観や技術のレベルが反映されて、ケアの質を高める倫理的実践の構成要素であること、看護基礎教育において、実習が学生にとって倫理的感性や専門職としての価値・態度を獲得する大切な場になっていることを述べられた。一方、実例をあげて、学生実習を受け入れる現場の看護師にとって、学生を指導・評価することが日々の看護実践や倫理的配慮について振り返る機会になることを話された。そして、倫理的実践をめざすためには、基礎教育における学生の看護実践と臨床で行われる看護実践が連携し、相互に影響しあうことでケアの質向上につながっていることを話された。
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