◆特集 経験を学ぶ—臨床作業療法教育をめぐって
臨床実習教育—目標設定による臨床実習教育
太田 睦美
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1(財)竹田綜合病院
pp.420-424
発行日 2000年10月15日
Published Date 2000/10/15
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はじめに
作業療法教育は知的教育を主とする学内教育と,実践教育を主とする臨床教育とが有機的に機能し合って成り立つものと考える.臨床教育の一部は学内教育の場でも取り入れる必要はあるものの,やはり現場(臨床)がメインとなることに異論はないであろう.しかし臨床実習教育の現場では,業務と兼務のために時間的制約があったり,臨床教育方法についての学習がないままで指導せざるをえないため,不安感を抱きながら臨床教育にあたっていることも事実である.
当院では平成10年度より,よりよい実習指導を行うために「目標設定による主体的な臨床実習」のための道具をつくり実際に使ってみた.今回その道具と使用結果を紹介し,作業療法教育における臨床実習教育方法について私見を述べる.
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