Japanese
English
◆研究と報告
質問紙によるFunctional Independence Measure(FIM)を用いた脳卒中片麻痺患者の追跡調査—退院後の機能維持に関与する因了
Follow-up Survey of Hemiplegia Patients Using Questionnaire Type Functional Independence Measure : Factors Related to Functional Outcome after Discharge
増田 直美
1
,
田尻 寿子
1
,
澤 俊二
1
,
椿原 彰夫
1
Naomi Masuda
1
,
Hisako Tajiri
1
,
Syunji Sawa
1
,
Akio Tsubahara
1
1慶應義塾大学月が瀬リハビリテーションセンター
1Keio University Tsukigase Rehabilitation Center
キーワード:
脳卒中
,
日常生活動作
,
機能維持
Keyword:
脳卒中
,
日常生活動作
,
機能維持
pp.134-139
発行日 1995年5月15日
Published Date 1995/5/15
- 販売していません
- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
- サイト内被引用 Cited by
要旨:FIMを使用して,入院時,退院時,退院後のADL調査を行い,脳卒中片麻痺患者の退院後の機能維持に関与する因子について検討した.その結果,高齢であることが治療効果だけでなく,機能維持の阻害因子となっていることが判明した.また,退院後の機能維持には,退院時の清拭,浴槽移乗,排尿コントロールの得点の与える影響が大きかった.FIMの得点が,退院時に清拭と浴槽移乗で4点(軽介助)以上,その他の項目で5点(監視)以上あることが,機能維持につながりやすい条件であることが示唆された.
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