Japanese
English
◆研究と報告
老人のリハビリテーションにおけるレクリエーションの効用
Effects of Recreation in the Rehabilitation for the Aged
西嶋 美子
1
,
松本 しのぶ
1
,
村上 重紀
2
,
緒方 博子
2
,
高端 美穂
2
Yoshiko Nishijima
1
,
Shinobu Matsumoto
1
,
Shigeki Murakami
2
,
Hiroko Ogata
2
,
Miho Takahashi
2
1公立みつぎ総合病院
2広島県立ふれあいの里老人リハビリテーションセンター
1Mitsugi General Hospital
2Hiroshima Pref. Fureai-no-sato Rehabilitation Centar for the Aged
キーワード:
レクリエーション
,
意欲
,
病棟ADL
Keyword:
レクリエーション
,
意欲
,
病棟ADL
pp.123-127
発行日 1995年5月15日
Published Date 1995/5/15
- 販売していません
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- 参考文献 Reference
- サイト内被引用 Cited by
要旨:当院では,老人のリハビリテーション(=生活の再建)の一環として,集団でのレクリエーションを導入している.そして今回,寝返り動作・食事動作・排泄動作における介助量の変化を調査し,病棟ADLの変化をみることでレクの効用を考察した.その結果,約半数のレク併用者にADLの向上がみられた.レク場面では仲間が集まり,その相互作用が自信や意欲の回復の一助となって主体性が引き出された結果,介助量の軽減につながったと思われる.そのことからもレクは心身の活性を促し,ADLの維持・向上に効用があることを示唆している.そして集団生活への導入としても効果的であると考える.また,レク場面での表情や意欲の変化をADLの向上に結びつけるためには,看護婦など多部門の参加協力,連携が前提であると考えた.
Copyright © 1995, Japanese Association of Occupational Therapists. All rights reserved.