Japanese
English
◆ケーススタディ
地域における生活関連動作に密着した脳卒中片麻痺女性に対するダイナミックアプローチ
Community-Based Occupational Therapy for a Woman with Hemiplegia
杉本 育子
1
,
村木 敏明
2
,
才原 春江
1
Ikuko Sugimoto
1
,
Toshiaki Muraki
2
,
Harue Saihara
1
1兵庫病院
2神戸大学医療技術短期大学部
1Hyogo Hospital
2School of Allied Medical Sciences, Kobe University
キーワード:
片麻痺
,
生活関連動作
,
社会機能
Keyword:
片麻痺
,
生活関連動作
,
社会機能
pp.58-62
発行日 1992年2月15日
Published Date 1992/2/15
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- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨:突然の脳卒中罹患により,社会や家庭での役割を喪失,情緒不安定に陥り,生活が狭少化していた女性(58歳)に対し作業療法を実施した.職業歴や病前性格を踏まえ,心理的支持を行いながら対人関係に焦点をあてた段階づけによる歩行訓練と作業活動をプログラムとした.生活範囲の拡大と地域社会における精神的・社会的自立の向上をゴールとした.また,同時に疎遠であった家族のニードの探索とそれに立脚した患者へのアプローチを,退院後の生活により密着した作業療法において実施.その結果,患者並びに家族が納得して家庭復帰に至った.
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