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特集 完全頚髄損傷患者の職業復帰をめざすリハビリテーション治療
4 完全頚髄損傷への合併症対策—排尿管理・排便管理
Preventing Complications After Complete Cervical Spinal Cord Injury : Bladder and Bowel Management
露木 拓将
1
,
山上 大亮
2
Takumasa Tsuyuki
1
,
Daisuke Yamagami
2
1神奈川リハビリテーション病院リハビリテーション部職能科
2神奈川リハビリテーション病院リハビリテーション科
キーワード:
排便管理
,
排尿管理
,
自己管理と対処方法
,
職業準備性
,
就労
Keyword:
排便管理
,
排尿管理
,
自己管理と対処方法
,
職業準備性
,
就労
pp.1059-1064
発行日 2023年12月18日
Published Date 2023/12/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 頚髄損傷者の排泄障害は,社会参加や職場復帰の阻害因子となりやすい.排泄管理は職業準備性の土台となる健康・医療管理に位置しており,社会参加や職場復帰をめざす場合,自己理解と対処方法の習得が必須となる.排泄管理は,医学的リハビリテーション期で排泄方法の検討を行い,社会リハビリテーション期で自己管理と対処方法を習得し,職業リハビリテーション期で職場の環境に合わせた排泄管理を行う.排泄は当事者がいちばん悩む課題であり,排泄管理能力は,社会参加や就労時間に直結する生き方・働き方の最も大きな課題である.当院の経験を踏まえて記述していく.
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