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特集 完全頚髄損傷患者の職業復帰をめざすリハビリテーション治療
5 職場復帰をめざす車いす処方と患者指導のポイント
Wheelchair Prescription and Patient Education Points for Return to Work
村田 知之
1
Tomoyuki Murata
1
1神奈川県総合リハビリテーションセンター
キーワード:
完全頚髄損傷者
,
車いす処方
,
職場復帰
,
手動車いす
,
電動車いす
Keyword:
完全頚髄損傷者
,
車いす処方
,
職場復帰
,
手動車いす
,
電動車いす
pp.1065-1072
発行日 2023年12月18日
Published Date 2023/12/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 車いすの処方は,車いすの使用目的や当事者の要素だけでなく,人的環境や物理的環境,社会環境を考慮し,必要な機能や機構,付属品などを車いすの3機能(移動・姿勢・移乗)に着目して決定していく.そのうえで,完全頚髄損傷者が職場復帰をめざすためには,仕事内容や職場の環境,職場への動線なども物理環境の1つとして考慮し,適切な車いすを処方しなければならない.また,職場復帰がゴールではなく,就労を継続することも重要なポイントとなる.そのためには,当事者自身が車いす上での休息や除圧動作といった,体調管理ができるよう,車いすの処方を通じて指導することも求められる.
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