増大特集 病態バイオマーカーの“いま”
Ⅰ.循環器疾患・血液疾患
有酸素運動とレジスタンス運動に伴い分泌されるマイオカイン
泉家 康宏
1
Izumiya Yasuhiro
1
1熊本大学大学院生命科学研究部循環器内科学
キーワード:
骨格筋
,
有酸素運動
,
レジスタンス運動
,
運動療法
,
マイオカイン
Keyword:
骨格筋
,
有酸素運動
,
レジスタンス運動
,
運動療法
,
マイオカイン
pp.392-393
発行日 2016年10月15日
Published Date 2016/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200483
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近年,骨格筋は単なる運動器ではなく,様々な生理活性物質—いわゆるマイオカイン—を分泌する内分泌臓器として働くことが明らかとなってきた。このようなマイオカインの発現プロファイルは,有酸素運動とレジスタンス運動で異なることがわかってきた。マイオカインを介した臓器間ネットワークの解明は,運動療法の臨床的有用性の分子機序解明のみならず,新規バイオマーカーや治療標的の同定につながる可能性があると考えられる。
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