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特集 外科治療における術前リハビリテーション(プレハビリテーション)治療
2 開胸手術の術前リハビリテーション医療の実際と課題
Actual State and Issues in Prehabilitation for Thoracotomy
瀬田 拓
1
,
飯島 進乃
2
,
原 毅
3
Hiroshi Seta
1
,
Shinno Iijima
2
,
Tsuyoshi Hara
3
1国際医療福祉大学病院リハビリテーション科
2国際医療福祉大学病院診療技術部リハビリテーション室
3国際医療福祉大学保健医療学部理学療法学科
キーワード:
開胸手術
,
リハビリテーション治療
,
合併症予防
,
術前外来
,
早期離床
Keyword:
開胸手術
,
リハビリテーション治療
,
合併症予防
,
術前外来
,
早期離床
pp.674-680
発行日 2022年7月18日
Published Date 2022/7/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨 開胸手術周術期に対するリハビリテーション医療の最終目標は,退院後生活のQOL向上である.術前治療は,オリエンテーション,術前評価,術前指導で構成され,術前の患者教育とコンディショニングによって術後早期離床を実現させることで,術後合併症を予防することを狙う.最近では,多職種による多面的サポートである術前外来の中で行われることが増えた.術前に限った治療の有効性については,データの蓄積がまだ不十分なのが現状である.エビデンスの蓄積,術後合併症予防,退院後生活における活動やQOL向上にも貢献できる術前リハビリテーション治療プログラムの開発が課題である.
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