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特集 臓器移植とリハビリテーション医療
7 小腸移植とリハビリテーション医療
Intestinal Transplantation and Rehabilitation
松浦 俊治
1
,
河野 雄紀
1
,
内田 康幸
1
,
梶原 啓資
1
,
鳥井ケ原 幸博
1
,
白井 剛
1
,
栁 佑典
1
,
田尻 達郎
1
Toshiharu Matsuura
1
,
Yuki Kawano
1
,
Yasuyuki Uchida
1
,
Keisuke Kajihara
1
,
Yukihiro Toriigahara
1
,
Takeshi Shirai
1
,
Yusuke Yanagi
1
,
Tatsuro Tajiri
1
1九州大学大学院医学研究院小児外科学分野
キーワード:
腸管不全
,
腸管リハビリテーションプログラム
,
小腸移植
,
多職種連携
,
腸管不全関連肝障害
Keyword:
腸管不全
,
腸管リハビリテーションプログラム
,
小腸移植
,
多職種連携
,
腸管不全関連肝障害
pp.603-608
発行日 2022年6月18日
Published Date 2022/6/18
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- 参考文献 Reference
- サイト内被引用 Cited by
要旨 腸管不全は,長期の静脈栄養に伴うカテーテル感染症,血栓閉塞,腸管不全関連肝障害などにより予後は不良である.こうした患者の治療にあたり,残存腸管機能を最大限に活用し,合併症を極力抑えつつ,静脈栄養依存度の軽減ないしは離脱をめざすことになるが,この実現には,関連診療科および多職種による,移植医療を含んだ包括的・計画的な治療体制が必要であり,これを腸管リハビリテーションプログラム(intestinal rehabilitation program:IRP)と呼んでいる.IRPは欧米の主に小腸移植実施施設を中心に開始され,その有用性から広まってきた治療体制であるが,わが国では,まだ十分なIRPの体制確立には至っていないのが現状であり,今後の大きな課題である.
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