焦点 慢性性(Chronicity)と生活史に焦点を当てた看護学的研究—これからの慢性疾患研究に求められる視点
翻訳 思春期にある慢性疾患患者のコンプライアンス測定用具の開発
Helvi A. Kyngäs
,
Carrie A. Skaar-Chandler
,
Mary E. Duffy
,
内藤 明子
1
1愛知医科大学看護学部
キーワード:
測定用具の開発
,
コンプライアンス
,
アドヒアランス
,
慢性疾患
,
喘息
,
てんかん
,
糖尿病
,
リウマチ
Keyword:
測定用具の開発
,
コンプライアンス
,
アドヒアランス
,
慢性疾患
,
喘息
,
てんかん
,
糖尿病
,
リウマチ
pp.327-336
発行日 2002年8月15日
Published Date 2002/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681900684
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この論文の目的は,慢性疾患に罹患した思春期の患者のコンプライアンス測定用具の開発過程について述べることである。研究目的は,慢性疾患の若者のコンプライアンスを臨床において評価できる測定用具を開発することと,用具の開発に伴って明らかにされたコンプライアンスの理論モデルを検証することである。この測定用具は当初,糖尿病の思春期患者のコンプライアンスを測定するために開発され,のちに,思春期にある喘息やリウマチ,てんかんの患者のコンプライアンスを測定するように改良された。測定用具の開発と検証のために,表面妥当性,基準妥当性,因子分析,LISREL分析,相関係数,クロンバックα係数が用いられた。この測定用具は,背景に関わる13の質問と,コンプライアンスとその関連因子を測定する41の項目から成る。
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